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子どもが学校に行けなくて悩むお母さんへの回答

綾子さん、ワークにご回答いただき、ありがとうございました。

さまざまな葛藤の中、勇気を出してとても正直にご回答いただいたのではないかと想像しています。
信頼して書いてくださったことに、心から感謝したい気持ちがあります。

「綾子さんは、繊細で思いやりがあり、また、他人に対してとても誠実に関わる方なのではないだろうか...。」

というのが、わたしが綾子さんのワークを読んだときの第一印象です。

「子どもや家族のことを本当に真剣に考えているの?」というパートナーへの本音とも言える心の声からも
綾子さんが、いかに日頃からご自身の愛する人たちに対して、細やかな気遣いをなさっているのかが伝わってきます。

その気遣いの表現方法のひとつとして、もしかすると、綾子さんは、"相手に不快な思いをさせないように"とか"相手の気持ちを優先して自分の気持ちは飲み込む"というようなことをしがちなのかもしれないな、とわたしには感じられました。
大切な人への愛情表現として、相手の気持ちや意見を優先させる(自分の気持ちや意見は二の次にする)ところにちょっと苦しい時もあるんじゃないだろうか、とも。

こう言われると、どう感じられますでしょうか?

今の綾子さんが、感情表現を難しく感じているのは、大切な人への愛情表現として、相手の感情や気持ちに重きを置いてきたことにより、ご自身の感情や気持ちが後まわしになってしまったことが一つの要因かもしれません。
人の感情の機微に敏感な優しい人は、自分の感情に対してはちょっと鈍感になってしまう時もあるものです。

私から綾子さんに提案させていただきたいのは、
これからしばらくのあいだ、ご自身の感情というものに注意を払ってみてほしい、ということです。

例えば、
息子さんがYouTubeばかり見てる姿を見るのは、非常にストレスですよね。そのストレスを細かくみていくと、綾子さんが仰るように「他にやるべきことがあるんじゃないか」という不安もきっとあるでしょう。
もしかしたら、他にも、息子さんの健康状態への心配や、もっと息子さんのことを理解したい気持ちからくる寂しさなどもあるかもしれません。

これらはあくまでも、わたしの想像に過ぎませんが、綾子さんご自身が、このようにストレスを感じたり、イライラや気がかり・心の揺れを感じたときに、今までよりも、ほんの少し、ご自身の心の声に耳を傾けてみてほしいのです。
「わたしは今何を感じているの?」「わたしは今本当には何を必要としているんだろう?」と。

このときに大切なポイントは、【感情には良いも悪いもない】ということです。
最初は慣れないかもしれませんが、どんな感情も歓迎してあげてください。
幼い頃に喜怒哀楽を感じていたように。

もし万が一、感じてはダメな感情というものがあったとしたら、それは、もしかしたら、ダメな自分を受け容れるヒントになるかもしれません。

無理なく、ちょっとだけご自身の日常に彩りを加えるような感覚で、取り組んでみてくださいね。

次回ワークの回答でお会いできるのを楽しみにしております。